◆◇◆ Faïenceのコンディション ◆◇◆
¥50
SOLD OUT
*~ こちらは説明用のページです~*
商品説明の中の『Faïenceの窯疵』『使用中のアクシデントによる傷』につきまして、アンティーク初心者の方にもご理解いただけるよう頁をつくりました。
Faïenceの特性をご理解いただき
お気に入りの一枚をお選びいただけましたら
幸いです。。。
『窯疵』とは、、、
陶器の製造時、特に焼成時にできる疵(傷)のことです。土と釉薬の相性によりできるものもございます。
欠点とは考えずにアンティークの特性として捉えらえています。
[製造時の窯疵:目跡]
焼成する時にお皿が重ならないよう五徳や支柱のようなもので支えます。その支えた跡が目跡です。お皿の裏や縁に見られます。異物のように見えますが、三点かわいらしく付いた目跡はファイエンス独特の持ち味です。
また、縁で支えた場合、支柱を外す際に釉薬も一緒に剥がれる場合があります。
当店では、これを「釉薬の剥がれ」と説明し、「チップ」「欠け」とは分けて考えています。
[製造時の窯疵:インク飛び・擦れ]
ペイントする際のインクの付着、擦れたことの他、釉薬の中にインクが入ってしまった等で起こります。他にも原因があるかもしれません。
[製造時の窯疵:黒点・焼きシミ・異物の混入]
陶土に使う土に元々入っていた鉄分が、高温の窯で焼かれた際に酸化し黒点となってお皿の表面に付着した状態です。
焼成中に窯の中に漂う灰や鉄錆等の不純物が付着し、そのまま焼かれて黒点・茶色のシミになったものです。「焼きシミ」も同様です。
日本では「フリモノ」と呼ばれています。
釉薬を塗った部分に這いや鉄錆、鉄の顔料が落ちる等が原因で起こります。
立体的で触ってざらざら感があるものもございます。
[製造時の窯疵:
スポット(ピンホール)・小さな突起物]
焼成時にできる小さな凹凸です。
焼成中に釉薬を塗った際にできた気泡が膨らんだり、弾けたりした時にできます。
穴が開いたようになる場合もございます。
[製造時の窯疵:貫入]
陶器の焼成時における陶土と、釉薬の収縮率の差によって生ずる表面の細かいひび状の模様です。長期に渡って使用されていたお皿等には、使用方法・保管の仕方等により長い貫入が入っている場合がございます。
陶器は、つやを出すために陶土に釉薬を塗った後に焼成します。
釉薬はガラスのように溶けて陶器の上を覆います。
焼成により温度が上がると陶器は膨張し、その後、次第に冷えていく過程で陶土と釉薬との収縮の度合いが違うため、この差により釉薬が「ひび」のような状態になって固まります。
密着している陶土と釉薬ですが、陶土よりも釉薬が縮んだ場合にひび割れが起き「貫入」ができます。
また、貫入は温度の変化によって生じますので、熱いお料理をのせる等ご使用の際に、貫入が広がったり、それまで無かった貫入が出てくる場合がございます。
これもアンティークの経年による変化と捉えますとお皿にも愛着が湧いてまいります。
が、くれぐれも洗浄の際にはぬるま湯をお使いになることを強くお勧めいたします。
[製造時の窯疵:
釉薬ロス・釉薬のムラ・釉薬の剥がれ]
『貫入』の説明に続きます。
釉薬がかかっていない部分や土と釉薬の相性により、焼成時の同者の膨張・収縮の違いで起こる現象です。
釉薬の縮みが極端に大きかった場合は、「釉薬の剥がれ」という現象が起こります。
当店での「釉薬ロスが見られます」「縁に釉薬の剥がれが見られます」の説明はこの現象です。
縁に多く見られますが、その為に縁にざらつきが出てまいります。
「釉薬のムラ」は釉薬を塗る量や塗り方でムラができた現象です。お皿によっては裏に流れるようなムラが出ているものもございます。
「釉薬の剥がれ」は目跡のところでも記載しておりますが、当店ではチップとは考えずに『窯疵』の一種としています。使用している内に目跡部分から剥がれたり、釉薬の塗りが甘かった場合などに生じると思われます。
[製造時の疵:プリントロス・転写ロス]
ペイントロスとも呼ばれます。
Faïencerieによっては図案の転写のあとに手彩色しますが(Gien等)、ほとんどのFaïenceは「Transcription(転写・トランスファー)」という技術により模様を写し取っています。
人の手で転写するわけですから、転写ミス・転写の濃淡・模様の繋ぎ目の大小等見られるのは、多少は仕方のないことかもしれません。
それも含めて、お皿それぞれの特性としてアンティークプレートを楽しむことができます。
特に縁部分に細いガーランド模様を配すなどのデザインのお皿には、インク飛びや擦れが見られることが多くあり、また模様の継ぎ目が大きく出ることもございます。
[製造時の疵:その他]
その他、「土の練りムラ」との説明は、素地の凸凹がある場合のことです。
また、窯に入れる際にできた釉薬の内側の陶土の「ひび」や「小さなチップ」等も製造時の疵とみなされます。
製造後、使用に当たり何らかのアクシデントによりできた「ライン・ヘアライン」「チップ」、使用時にできた「カトラリーによる傷」等があります。
[製造後の傷:ライン・ヘアライン]
使用時の何らかのアクシデントでできる長く細い「ひび」のことです。
釉薬の下・表のみ・裏のみと表から裏に貫通しているラインがございます。
表から裏を釉薬まで貫通している場合は、観賞用でお使いいただくことをお勧めいたしますが、それ以外でお使いになる場合は「染み」「割れ」の原因ともなりますので陶器用の接着剤を薄くつけてご使用ください。
[製造後の傷:チップ・欠け]
製造時以外の使用時にできた「欠け」のことです。
当店では、小さなものは「チップ」、明らかに欠けている場合は「欠け」と表記しています。
『釉薬ロス』の項でご説明しております「釉薬の剥がれ」は当店ではチップと捉えておりません。
使用時にできた傷がございましても、アンティークの特性としてそのままお使いいただけますが、日本には『金継ぎ』というすばらしい修復方法がございます。
割ってしまった時のショックはひとしおなのですが、一考されてみてはいかがでしょう。
当店では、商品説明において、一枚一枚のコンディションをできるだけ詳細にお伝えするようにしております。
ご参考になさっていただき
アンティークと触れ合う素敵な時間を
お過ごしくださいませ。。。
商品説明の中の『Faïenceの窯疵』『使用中のアクシデントによる傷』につきまして、アンティーク初心者の方にもご理解いただけるよう頁をつくりました。
Faïenceの特性をご理解いただき
お気に入りの一枚をお選びいただけましたら
幸いです。。。
『窯疵』とは、、、
陶器の製造時、特に焼成時にできる疵(傷)のことです。土と釉薬の相性によりできるものもございます。
欠点とは考えずにアンティークの特性として捉えらえています。
[製造時の窯疵:目跡]
焼成する時にお皿が重ならないよう五徳や支柱のようなもので支えます。その支えた跡が目跡です。お皿の裏や縁に見られます。異物のように見えますが、三点かわいらしく付いた目跡はファイエンス独特の持ち味です。
また、縁で支えた場合、支柱を外す際に釉薬も一緒に剥がれる場合があります。
当店では、これを「釉薬の剥がれ」と説明し、「チップ」「欠け」とは分けて考えています。
[製造時の窯疵:インク飛び・擦れ]
ペイントする際のインクの付着、擦れたことの他、釉薬の中にインクが入ってしまった等で起こります。他にも原因があるかもしれません。
[製造時の窯疵:黒点・焼きシミ・異物の混入]
陶土に使う土に元々入っていた鉄分が、高温の窯で焼かれた際に酸化し黒点となってお皿の表面に付着した状態です。
焼成中に窯の中に漂う灰や鉄錆等の不純物が付着し、そのまま焼かれて黒点・茶色のシミになったものです。「焼きシミ」も同様です。
日本では「フリモノ」と呼ばれています。
釉薬を塗った部分に這いや鉄錆、鉄の顔料が落ちる等が原因で起こります。
立体的で触ってざらざら感があるものもございます。
[製造時の窯疵:
スポット(ピンホール)・小さな突起物]
焼成時にできる小さな凹凸です。
焼成中に釉薬を塗った際にできた気泡が膨らんだり、弾けたりした時にできます。
穴が開いたようになる場合もございます。
[製造時の窯疵:貫入]
陶器の焼成時における陶土と、釉薬の収縮率の差によって生ずる表面の細かいひび状の模様です。長期に渡って使用されていたお皿等には、使用方法・保管の仕方等により長い貫入が入っている場合がございます。
陶器は、つやを出すために陶土に釉薬を塗った後に焼成します。
釉薬はガラスのように溶けて陶器の上を覆います。
焼成により温度が上がると陶器は膨張し、その後、次第に冷えていく過程で陶土と釉薬との収縮の度合いが違うため、この差により釉薬が「ひび」のような状態になって固まります。
密着している陶土と釉薬ですが、陶土よりも釉薬が縮んだ場合にひび割れが起き「貫入」ができます。
また、貫入は温度の変化によって生じますので、熱いお料理をのせる等ご使用の際に、貫入が広がったり、それまで無かった貫入が出てくる場合がございます。
これもアンティークの経年による変化と捉えますとお皿にも愛着が湧いてまいります。
が、くれぐれも洗浄の際にはぬるま湯をお使いになることを強くお勧めいたします。
[製造時の窯疵:
釉薬ロス・釉薬のムラ・釉薬の剥がれ]
『貫入』の説明に続きます。
釉薬がかかっていない部分や土と釉薬の相性により、焼成時の同者の膨張・収縮の違いで起こる現象です。
釉薬の縮みが極端に大きかった場合は、「釉薬の剥がれ」という現象が起こります。
当店での「釉薬ロスが見られます」「縁に釉薬の剥がれが見られます」の説明はこの現象です。
縁に多く見られますが、その為に縁にざらつきが出てまいります。
「釉薬のムラ」は釉薬を塗る量や塗り方でムラができた現象です。お皿によっては裏に流れるようなムラが出ているものもございます。
「釉薬の剥がれ」は目跡のところでも記載しておりますが、当店ではチップとは考えずに『窯疵』の一種としています。使用している内に目跡部分から剥がれたり、釉薬の塗りが甘かった場合などに生じると思われます。
[製造時の疵:プリントロス・転写ロス]
ペイントロスとも呼ばれます。
Faïencerieによっては図案の転写のあとに手彩色しますが(Gien等)、ほとんどのFaïenceは「Transcription(転写・トランスファー)」という技術により模様を写し取っています。
人の手で転写するわけですから、転写ミス・転写の濃淡・模様の繋ぎ目の大小等見られるのは、多少は仕方のないことかもしれません。
それも含めて、お皿それぞれの特性としてアンティークプレートを楽しむことができます。
特に縁部分に細いガーランド模様を配すなどのデザインのお皿には、インク飛びや擦れが見られることが多くあり、また模様の継ぎ目が大きく出ることもございます。
[製造時の疵:その他]
その他、「土の練りムラ」との説明は、素地の凸凹がある場合のことです。
また、窯に入れる際にできた釉薬の内側の陶土の「ひび」や「小さなチップ」等も製造時の疵とみなされます。
製造後、使用に当たり何らかのアクシデントによりできた「ライン・ヘアライン」「チップ」、使用時にできた「カトラリーによる傷」等があります。
[製造後の傷:ライン・ヘアライン]
使用時の何らかのアクシデントでできる長く細い「ひび」のことです。
釉薬の下・表のみ・裏のみと表から裏に貫通しているラインがございます。
表から裏を釉薬まで貫通している場合は、観賞用でお使いいただくことをお勧めいたしますが、それ以外でお使いになる場合は「染み」「割れ」の原因ともなりますので陶器用の接着剤を薄くつけてご使用ください。
[製造後の傷:チップ・欠け]
製造時以外の使用時にできた「欠け」のことです。
当店では、小さなものは「チップ」、明らかに欠けている場合は「欠け」と表記しています。
『釉薬ロス』の項でご説明しております「釉薬の剥がれ」は当店ではチップと捉えておりません。
使用時にできた傷がございましても、アンティークの特性としてそのままお使いいただけますが、日本には『金継ぎ』というすばらしい修復方法がございます。
割ってしまった時のショックはひとしおなのですが、一考されてみてはいかがでしょう。
当店では、商品説明において、一枚一枚のコンディションをできるだけ詳細にお伝えするようにしております。
ご参考になさっていただき
アンティークと触れ合う素敵な時間を
お過ごしくださいませ。。。
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