Gravure de mode 《Journal Des Demoiselles》1879

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Gravure de mode
《Journal Des Demoiselles》1879


1879年8月号の綴じ込み付録のファッション画です。


Magasains de la Scabieuseのドレス

二人の女性はいずれも「プリンセス・ドレス」と言われる1880年前後に流行したデザイン。

ウエストに切り替えがなく、縦の切り替え線のみを使ってウエストをフィットさせ、バストやヒップを強調するカッティングで、1880年前後に流行したそうです。

右の女性は腰からおしりの部分を膨らませてスカート幅は狭くする「バッスル」スタイル。
少しタイトなデザインですので、コルセットを着用したのでしょうね。

アクセントのドレスと帽子はリボンやレースがアクセント。


少女は上質な生地にベルベットとレースがあしらわれたいずれも上品な装いです。

使用されたリボン等のお店もプリントされています。


***Journar Des Demoiselles***
パリで1833年から1922年に出版された14歳から18歳までの裕福な家庭の少女向けに発行された雑誌です。
1865年にédition chamois(シャモア版・月刊)、édition violette, édition bleue, édition verte(紫版、青版、緑版・隔月)の4版に発展し、1869年からédition orange(オレンジ版・週刊)が追加されました。

貴婦人やその子女たちの興味を惹くファッション、演劇、文学、芸術など、当時の少女たちが興味を持って楽しんだ情報が掲載されていました。
単なるファッションだけではなく、上流階級の女性として必須だった文学や科学、道徳など教養を高め、一人前の女性として育てる要素もあったようです。

インテリアも美しく描かれており、衣装のみならず当時のブルジョア階級の生活を興味深く垣間見ることができます。


***ファッションプレート***
まだ写真が普及していない頃、原画家が描き、彫り師が彫り、刷り師が刷って手彩色を加えるという行程で手をかけた『ファッション版画』です。
上流・中流階級向けに発行されていた月刊誌の付録として、挟み込まれていました。

写真がまだ普及していないこの時代、画にブティック名とその住所がに彫りこまれてた版画は最新モードを伝えるだけではなく、顧客のためのデザインカタログとして、また、お店の広告の機能をも兼ね備えていたようです。

裕福な注文者は、版画に記されている店を参考に生地を買い、付属品も自身で探しそれらを全て仕立屋に持ち込んで仕立ててもらうシステムでした。縫うのは「お針子」と呼ばれる職人です。

当時の衣装を作るシステムから、付属品扱う店名が画の下に彫りこまれていたんですね。

少しの時代の違いでドレス・帽子の形やヘアスタイルが変化する様子も興味深いです。


***ファッション版画***
1830年頃まではプレートマークの入ったアンティーク・プリントの歴史の中で最も長い間使われた技法である「銅版画」で製作されていました。

その後、ファッションプレートの印刷方法は版画技法の中では最も容易で便利な手法、石版による平版「リトグラフ」や「鋼板画」で製作されるようになりました。
読者が増え雑誌の発行部数が増えたことで、銅版画は大量に印刷できないことから、簡易で丈夫な「版」に代わったと考えられます。

彩色については、19世紀の半ば頃までは手彩色、以降は多色刷の「クロモリトグラフ」が主流になります。

その後1910年代に入るとフランスで確立された金属板を型抜きしてステンシルのように着彩する「ポショワール」という技法が生まれましたが、製作工程が複雑であることや写真の普及に因り、ファッションプレートで製作された期間は10年位の短い期間です。

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 年 代 :1879年8月
 原画家:Paul Lacourière
 エディションNO.:4218
 Taille : 27.9cm × 20.5cm

[CONDITION]
雑誌をまとめて製本した本から切り取られており、その跡がございます。
経年による劣化や汚れはございますが、破損・大きな折れはございません。
とても良いコンディションです。
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***納品書・領収証について ***
当店では、納品書・領収書を同封しておりません。
ご希望の方には納品書はメールにて、
領収証は同梱いたしますので、ご注文時にお知らせくださいませ。
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